2024年11月28日
【コラム】もしもの時に知っておきたい!~木造住宅の地震後の安全チェック~
こんにちは、リユースせいわです。
日本は地震大国であり、世界で発生しているマグニチュード6以上の地震の 約 2 割が、日本周辺で発生しています。
近年においては、平成 23 年 3 月 11 日の東北地方太平洋沖地震(東日本大 震災)をはじめとする大規模地震が発生し、多くの被害 をもたらしています。
また日本の住宅の約6割は「木造住宅」という調査結果の報告されており(総務省統計局より)、
令和6年に発生した能登半島地震での被害の多くは「木造住宅」と言われています。
今回はもしもの時に知っておきたい、国土交通省よりリリースされている「木造戸建て住宅の地震後の安全チェック」についてご紹介します。
1.木造住宅の地震後の安全チェックとは
地震で大きなゆれのあった地域の住宅は、損傷により構造耐力が低下している可能性があります。
しかしながら、地震で大きなゆれのあった地域では、そのまま住み続けることができるかどうかを、一般の方が判定することは難しく、万が一余震などで倒壊する可能性も秘めています。
上記のことから、国土交通省では木造戸建て住宅について居住者がご自身で住宅の状況をチェックのうえ、そのまま住み続けてもいいのか、専門家に相談するべきなのかを判断するパンフレットを作成しました。
このパンフレットでは、木造住宅の傾きやひび割れなど4つのチェック項目を目視で確認する内容となっています。
下記では詳しく内容についてご紹介します。
2.判定できる住まいの要件
パンフレットでは下記4つの要件を全てに当てはまる木造住宅と想定しています。
要件に当てはまらない場合で住み続けることに不安がある場合には、お近くの市町村や専門家に相談することをおすすめします。
■判定できる住まいの要件
□ 震度5強以上のゆれを受けた
□ 大きな被害はない
※家全体が傾く、柱が折れる、外壁が外れるなど
□ 平屋、2階建て、3階建てのいずれか
□ 1981年(昭和56年)6月以降に建てた
3.チェック項目について
チェック❶敷地や住まいの状況を確認します
①敷地内に液状化やひび割れがある □はい □いいえ
②床をもの※が転がる □はい □いいえ
※野球・硬式テニスのボール、サッカーボール等
③窓の開閉がしづらくなった □はい □いいえ
■結果
□すべて「いいえ」⇒ チェック②へ
□ひとつでも「はい」⇒お住まいの市町村や専門家へご相談ください。
チェック❷基礎の状況を確認します
①基礎に大きな損傷がある □はい □いいえ
②基礎にひび我が3か所以上ある □はい □いいえ
※ 幅0.3㎜以上が目安です。(厚手のはがき・ポストカード・名刺の厚み)
■結果
□すべて「いいえ」⇒ チェック③へ
□ひとつでも「はい」⇒お住まいの市町村や専門家へご相談ください。
チェック❸内壁と外壁で最も損傷している部分の状況を確認します
■内壁
■外壁
■結果
□「イ」または「ロ」のみ⇒ チェック④へ
□ひとつでも「ハ」がある⇒お住まいの市町村や専門家へご相談ください。
チェック❹お住まいの地域の震度を確認します
チェック❹は、チェック❸が「イ」または「ロ」のみの場合のみ行います。
3.まとめ
今回は、国土交通省よりリリースされている「木造住宅の地震後の安全チェック」についてご紹介しました。
地震大国の日本では常に地震のリスクと向き合いながら生活していくことが求められます。
お住まいの住宅が地震被害を受けた際、住み続けても安全なのかすぐに確認したい場合に上記を活用することで簡易的に確認することができます。
特に空き家は地震が発生した際に被害が大きくなりやすい傾向にあります。
もしも倒壊・全壊し、周囲に被害が及んだ場合には多額の損害賠償を背負うこととなります。
今後住む予定のない空き家に本格的な耐震工事を行うには費用もかかり、所有者の大きな負担にもなります。
耐震工事を行う以外にも、
①現状のまま売却
②解体し、更地にして売却
などの対策方法もございます。
売却を検討される場合はお近くの不動産会社に相談してみてはいかがでしょうか?
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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※本記事の掲載内容は執筆時点の情報に基づき作成されています。公開後に制度・内容が変更される場合がありますので、それぞれのホームページなどで最新情報の確認をお願いします。
出典:国土交通省:木造住宅の地震後の安全チェック方法を作成しました!
~住み続けてよいか、専門家に相談した方がよいかをご自身で簡単に判定できます~