お知らせ

2024年8月22日

【コラム】空き家が犯罪の温床に?~実例と合わせて対策法を紹介します~

こんにちは、リユースせいわです。
空き家問題のひとつに空き家が犯罪の拠点として利用されるケースが近年増えています。
誰も住んでおらず、人目の少ない空き家は様々な犯罪に巻き込まれるリスクが生じます。

今回は空き家・空き室を利用した犯罪の手口の実例と対策方法をご紹介します。


 

1.クレカ詐取疑いで逮捕、空き家を利用しカードを受け取り

近年、空家・空き室が詐取金や不正薬物の送付先として利用されるケースが多発しています。
空き家・空き室が特殊詐欺の現金送付先や不正薬物の受け取り場所に悪用される可能性があります。

下記では、実例を紹介します。

偽装した運転免許証などを使って契約したクレジットカードでスマートフォンなどを購入して転売したとして
福岡、愛知両県警の合同捜査本部は2024年8月6日、20~30代男性12人を詐欺や偽造有印公文書行使などの容疑で逮捕したと発表しました。

郵送されたクレジットカードを受け取るために空き物件を福岡や愛知、大阪、神奈川など2府7県で計600件以上リスト化して共有していた。
犯行グループは免許偽造などを担う「内勤」と、カードの受け取りなどを担う「外回り」などに分担されていたという。

福岡県警によると、内勤役は不正に入手したIDやパスワードを使い、会員制不動産サイトで空き物件を検索。
外回り役らの顔写真を使って運転免許証などを偽造し、インターネット銀行で開設した口座にひも付けしてクレジットカードを契約していた。
契約されたカードは500枚以上、確認されている。
外回り役は空き物件を下見し、管理人やオートロックの有無などを確認。空き物件に送らせたカードは、偽造された免許証を示して配達員から受け取るなどしていた。
2023年4月から1年間で9500万円以上を得ていました。
更に、グループでカードの限界額まで買い物を繰り返し、23年4月から24年4月に約7300万円を不正利用していたという。

 

空き家・空き室を利用した犯罪の手口として上記のような犯罪に巻き込まれる可能性も十分に考えられます⚠️

 

2.不正利用の恐れがあるサインとは

上記のように、クレジットカードや現金、不正薬物の受け取り場所として所有する空き家・空き室が狙われるかもしれません。

特に下記にようなサインが見受けられた場合には、警察や管理会社に相談しましょう。

・空き家、空き室を窺う不審者がいる。
・何者かに侵入された形跡がある。
・見慣れない表札(社名など)が貼られているなど違和感のある表示がある。
・空き家、空き室のはずなのに郵便や配達業者から荷物が届いている。

 

3.狙われやすい空き家・空き室の特徴

特に管理の行き届いていない下記のような空き家・空き室は格好のターゲットとなります。

■郵便物が溜まっており、一目で空き家・空き室と判断できる

■部外者が侵入しやすい物件
・管理人が常駐していない
・防犯カメラが設置されていない
・オートロックなどのセキュリティが整っていない
・勝手口がある
など居住者以外が簡単に侵入できる物件は注意が必要です。

■人目につきにくい環境
・高い塀や植木に囲まれており、道路から家がみえにくい
・エントランスや廊下が暗い
・人の出入りが少ない
・手入れ、管理が行き届いておらずあれている

 

4.空き家・空き室の不正利用を防ぐために~対策例~

■空き家・空き室の定期的な管理を行う
定期的にポストの中身の整理・処分するなど、管理が行き届いている状態にしておくことが重要です。
雑草の除去や室内の清掃など、誰かが手入れをしていることをアピールするだけで、犯罪する側にとっては利用しにくくなります。

■防犯カメラを設置する
防犯カメラを設置することで、不正利用に対する心理的な抑止力が働く場合もあります。

■管理代行サービスを活用する
遠方にお住まいで管理が難しい場合は、管理代行サービスの活用も検討してみてはいかがでしょうか。
一定額の負担が必要にはなりますが、遠方にお住まいで物理的に難しい、仕事や家事などで管理する手間がない場合にはおすすめの対策方法となります。

■賃貸物件として貸し出す
空き家・空き室を賃貸物件として活用ができれば、人の出入りもあるため不正利用される心配もありません。

■売却する
空き家・空き室を売却することで、不正利用を心配する必要が無くなります。
また定期的な管理を行う必要もなくなるため、現在所有する空き家・空き室を活用する予定がないかたにはおすすめの対策法となります。

 

5.空き家・空き室に誰かいる?不審者を発見した際は警察に相談を!

万が一、空き家・空き室に不審者がいた場合は警察へ相談してください⚠️

不審者・侵入者に対する直接交渉は大変危険です!
万が一、不審者と接触する場合は、二人以上の複数人で対応してください。

 

6.まとめ

今回は、空き家・空き室を悪用した犯罪手口についてご紹介しました。
また近年、マンションやアパートなどの空き室を悪用した犯罪も増えています。
所有者として、空き家・空き室の定期的な管理や監視を行うだけでも抑止力となります。
所有する空き家・空き室が遠方で管理が難しい場合には、売却・賃貸・管理代行サービスなどを検討してみてはいかがでしょうか。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。
滋賀県で空き家の売却を検討されている方は、リユースせいわへご相談ください。
空き家・土地の売却に関するご相談は無料で承っております♪

↓無料査定はこちらから

あわせて読みたい

↓リユース事例はこちらから

リユースせいわ
リユース実例 | リユースせいわ リユース実例の記事一覧ページです。

===================================

リユースせいわ
フリーダイヤル📞0120-996-004
定休日:水曜日

[草津店]
〒525-0032 滋賀県草津市大路2丁目14-7
TEL:077-599-3666
FAX:077-599-3720

[大津店]
〒520-0022 滋賀県大津市柳が崎4-6
TEL:077-535-9223
FAX:077-535-9225

===================================

※本記事の掲載内容は執筆時点の情報に基づき作成されています。公開後に制度・内容が変更される場合がありますので、それぞれのホームページなどで最新情報の確認をお願いします。

出典:毎日新聞「クレカ詐取疑いで12人逮捕 空き家を利用、600物件をリスト化」
公益社団法人全国賃貸住宅経営者協会連合会「空き家・空き室不正利用への注意喚起」