
2025年7月18日
【コラム】空き家の給湯器の盗難が増えています!
銅やアルミなどの価格が高騰している近年、増加しているのが給湯器の盗難被害です。
戸建住宅や集合住宅などのアパートはもちろん、空き家に設置されている給湯器もターゲットとなっています。
今回は被害が増加している給湯器の盗難の手口や対策方法についてご紹介します。
1.空き家に設置されている給湯器が盗難の被害に…
全国的に増加している給湯器の窃盗被害ですが、空き家をターゲットとした被害も比例して増加しています。
2025年7月10日、兵庫県警は空き家からガス給湯器を持ち去った会社員男性(31)を逮捕しました。
兵庫県警の調べに「給湯器のホースを外して盗んだ」と容疑を認めています。
給湯器やエアコンの室外機など生活に身近な金属の盗難被害が増加しており、
ここ近年で3倍にも増えています。
「金属盗難被害」が増えている背景の一つに、金属価格の高騰が挙げられます。
銅やアルミなどの金属価格の高騰が、盗難を誘発していると考えられています。
特に給湯器や室外機に使用されている銅は、EVや半導体関連で使用量が増加しており、
高値で取引されているため盗難被害が増加していると考えられています。
2.屋外に設置されている給湯器は狙われやすい
多くの住宅やアパートなどでは、給湯器が屋外に設置されているため簡単に盗むことができてしまうのです。
また、建物の側面や裏手に設置されているケースが多く、人目につきにくいことも犯行を助長させています。
給湯器の取り外しは、ある程度の知識があれば5~10分程でできてしまいます。
給湯器は壁にしっかりと固定はされていますが工具を使えば簡単に取り外すことができ、
なおかつ人目につきにくいこともあり、犯罪者にとっては恰好のターゲットになってしまうのです。
また犯罪者の中には、通行人や近隣住民から怪しまれないように作業着を着て堂々と取り外すという事例もあり
通報に繋がらないケースが多発しています。
3.盗難被害にあわないための対策は…
では、具体的な対策方法をご紹介します。
①犯行に至るまでの「時間」をかせぐ
住宅への窃盗の際、侵入に手間取り5分かかると侵入者の約7割はあきらめ、10分以上かかると侵入者のほとんどが
侵入をあきらめるというデータも。
「犯行に至るまでの時間をかけさせる」ことが非常に重要なポイントとなります。
そのため、
・給湯器に盗難防止用ネジやワイヤー錠を使用する
・給湯器の盗難防止のカバーを設置する
・門扉がある場合は必ず施錠する など
上記のような対策も有効な盗難防止となります。
2.犯罪者が嫌がる「光」「音」を有効活用する
動きを感知すると音が鳴る防犯アラームや防犯砂利を敷くこと、センサーライトを設置することも有効な対策方法です。
センサーライトや防犯アラームを設置していることにより、犯罪者からは防犯意識の高い家庭だと判断し犯行をあきらめる可能性もあります。
上記のような対策は初期費用は掛かりますが、最近では電気代のかからないソーラパネルタイプのライトなどもあります。
防犯アラームを設置する場合にはある程度の音がなること、センサーライトを設置する場合には建物の周辺の暗い箇所の
4~5か所に取り付けると効果的です。
3.犯罪者が嫌がる「人の目」を有効活用する
犯罪者は「人の目」に非常に敏感です。
見られていたり、撮られていたりすると警戒するため、「防犯カメラ」も「人の目」の代わりの役割を果たすことも可能です。
全ての死角に防犯カメラを設置することが難しい場合は、ダミーカメラも有効です。
また、日頃からのご近所づきあいをしておくことも大切です。
昨今、ご近所づきあいが希薄になっていることも多いですが、
さかんに挨拶や交わされる住宅街や商店街などではその街の住民ではない、知らない人が入ってくるとわかる場合もあります。
日頃からご近所づきあいをしておくことで、不審な人を見かけたら通報してもらえるかもしれません。
4.定期的な管理ができない場合には、空き家の売却も検討
適切な管理がされておらず、雑草が生い茂っていたり、ポストの中が郵便物でいっぱい・・・
侵入する住宅を狙っている侵入者には一目で誰も住んでいない空き家だとわかってしまい格好のターゲットとなります。
給湯器の盗難被害の中でも特にターゲットとなりやすいのが「空き家」です。
誰も住んでいない空き家は人の目が少なく簡単に侵入することができてしまいます。
所有する空き家が遠方にある方は、頻繁に管理を行うことは時間・金銭面もかなりの労力が必要です。
空き家を売却することで、盗難を心配する必要が無くなります。
また定期的な管理を行う必要もなくなるため、現在所有する空き家を活用する予定がないかたにはおすすめの対策法となります。
4.まとめ
今回は増加する給湯器の盗難についてご紹介しました。
被害の件数は年々増加しており、警察も注意を強化しています。
私たちの生活に身近な「給湯器の盗難」。
盗難対策を行い、防犯意識を高めることが被害を防ぐことに繋がります。
今一度、盗難対策について考えてみてはいかがでしょうか?
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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出典:読売新聞オンライン「屋外給湯器 窃盗相次ぐ」2025/07/01
兵庫県長田警察署防犯ニュース「給湯器の盗難に注意!」
警視庁 住まいる防犯110番「侵入者プロファイリング~心理と行動③」