2025年4月1日

【コラム】不動産一括査定の危険性について

みなさんは、「一括査定」をされた事がありますでしょうか？？

一括査定とは、一度の申し込みで複数の業者に査定を依頼できるサービスです。車や不動産の売却を検討している際に利用が出来ます。

TikTokやユーチューブでも、最近よく広告で登場しますよね。

「栗東市の不動産が高騰しています！」

こんな広告です。

私も一括査定サイトに登録をして、実際に査定にご訪問をしていた時がありましたが、

「不動産会社によって査定金額がバラバラすぎて、惑わされる！」

いざ、一括査定が終わってみると所有者様はこんな風に感じると思います。

基本的に不動産の査定というのは、

・近隣の類似成約事例

・現在の在庫情報による市場優位性

である程度成約するであろうという目線が分かってきます。

なぜ一括査定をすると、不動産会社によって金額がバラバラになりやすいの？

あくまでも個人的な意見ではありますが、

「高い査定金額を提示して、不動産所有者様に好かれたい！」

という、単純なものではないかと思います。

不動産仲介業者は、媒介契約を所有者様と締結できれば、

お店の在庫物件として有利に販売活動を進められますので、

なんとか所有者様に他の不動産会社よりも良く思われたいのです。

媒介契約とは、不動産の売買・交換・賃貸借の仲介を不動産会社に依頼する契約です。仲介の依頼を受けた不動産会社には媒介契約の締結が義務付けられています。

ですが、査定金額に関して、一番信頼でき、適切な査定金額を見極める査定方法があります。

それは、買取査定を依頼する事です。

仲介査定と買取査定の大きな違いは、

社内決裁が必要か、営業マン単位で査定が可能かだと思います。

買取査定となってくると、会社のお金を使って購入するという事で、

査定に対する緊張感が自然と湧き出てくるものです。

もしかすると、

「うちは買取をやっていないので、、、」

「買取となるとだいぶ安くなってしまいます、、、」

と、急に弱気になってしまう担当者さんもおられるかもしれませんね。

上記の方法は、かけひきみたいなもので、億劫だと感じられる方もおられるかもしれません。

しかし、不動産の売却はそのくらい慎重にして良いと私は思います。

もし、自分の親が不動産売却をするというのならば、

必ず先に買取査定をするように伝えます。

損をしてほしくないですからね。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
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